令和2年10月受験 第19回 貿易実務検定 A級合格
M.S.さんの合格体験記 40代男性 兵庫県西宮市
(貿易実務検定A級受験対策講座受講)
私の合格体験記
先ず始めに斎藤先生、
通関士講座に続き、
再び色々とアドバイスやご指導を賜り、
深謝致します。
・略歴
化学品メーカー勤務です。
海外業務としては、
営業8年(駐在も経験)、
貿易実務(主に輸出)に携わり6年ですが、
通関業務はフォワーダーや通関業者へ依頼しており、
自社では行っておらず
当初は貿易関連法律や手続きには馴染み無く、
知識は乏しい状態から勉強を始めました。
貿易実務検定B級は独学で3度の受験で合格、
一方で通関士試験も本校に通い2度の受験で合格し、
今回、「A級を目指さぬ理由は無い」
と勢いに乗って勉強開始しました。
・神戸大阪通関貿易教育研究社の選定理由
本校での通関士講座受講~合格させて頂いた実績と経験、また、
自身の性格として定期通学せねば身に付かないことが
はっきりしていたからです。
・使用教材
貿易実務アドバンストマニュアル 第2版 (学校指定教材)
貿易実務検定 A級対策問題集 第1版 (学校推奨教材)
B級受験以前から
「自分には貿易に関する基礎的な知識や経験が少ない」
ことに引け目を感じておりましたので
兎に角、教材は手元に欲しいと思い、
購入しました。
しかし振り返りますと、
マニュアルはA級に絞ったものでなくB級と共用、
また、問題集は随分と過去のもので
近年の試験内容と趣向が違いますので、
2冊とも知識向上には有益ですが
A級の「試験対策」としては完璧ではないと感じます。
やはり先生が仰っておられたように、
この数年で傾向が定まりつつある
直近の過去問対策が非常に大切だと思いました。
・取組み、経験
通学されていた他の生徒皆様、
経験も知識も豊富な様子でしたので、
最初のうちは圧倒されましたが
一つ一つ分からないことを紐解いていき、
途中から、自分自身のことに集中するよう心掛け、
また、授業中の間違いすら、
楽しむくらいの余裕を持つようになりました。
一方で、冷静に先生のアドバイスや発言は
一言一句、受け止めて、
解釈することにも一層、努めました。
解答解説は勿論、
実務・マーケティング・英語、
夫々の過去問の変遷や勉強方法、
注力の按分の仕方、などです。
学校からの、隔週での宿題は必須で取組み、
2回目以降は1回目からの復習も加え
反復学習でのレベルアップ、
自身では各分野各年の出題傾向から、
能動的に本年本試の問題を予想してみたりしました。
結果、例えば、先物為替予約票・荷為替手形と
再割引の作成までは想定内でした
(損害求償状は、予想も勉強も至らず)。
また、通関士試験勉強の時のように、
会社の昼休憩中に最寄りの本屋で関連本を立読みするなど、
日常生活の中で、自社業務以外の、
一般の知識に触れ
貿易実務に慣れる時間・面積を広げることにも努めました。
当日の試験まで諦めずにやり切りましたが、
自己採点後には合格をすっかり諦めておりました。
(結果的には、自己採点を間違って
低めに見てしまっておりましたが)
肝心の実務の出来が非常に悪いと感じたからです。
そろそろ仕切直して来年の試験の準備でも開始しようか、
と思っていた時に、
「そういえば合格発表がそろそろでは」と気付き、
何気に合格の受験番号一覧を見てから、
自分の番号を確かめましたら
「えっ、同じ番号が有る!」と驚きました。
・私見
本試験は、先生が言及されたり
過去の合格体験記にございますように、
受験直後は自信が無くなるものなのかも知れません。
私の場合は本当に間違い無く
不合格だと感じておりましたので、
急に目の前が明るく開けたような感覚です。
このような今回の結果を受け、
肝心なことは、試験終了まで決して諦めず、
分かる部分に全能力・胆力を注ぎ
ポカミスは絶対回避し、
確実に点数を重ねることと思います。
私は今回、恐らく3科目とも
満点の半分程度ではないかと思いますが、
その得点部分には、
通学して自主的に勉強せねば
決して身に付かなかったであろう知識や勘が、
フルに反映されていますし
例えば英文なども時間ギリギリまで書き切りました。
僅か1回/年の受験チャンス、
対策や参考書などの情報が少ない、
受験費用は決して安価ではない、
この試験に臨むには、
短期集中で正確なノウハウを会得し、
例え狭い範囲でも確実にアウトプット出来ることが必要と感じます。
以上、拙い内容で恐れ入りますが、私の体験記とさせて頂きます。
☆神戸大阪通関貿易教育研究社からのコメント☆
M.Sさん、合格おめでとうございました。M.Sさんは昨年の通関士試験に続いての受験でしたが、通関士試験に合格された方はほぼ合格されていますので、私は全く問題はないと思っておりました。ただ、M.Sさんの合格体験記にもありますように、A級は記述式のため、自己採点もできず、合格直後は全く合否がわからない。どちらかと言えば不合格と思うことが多い試験ですから、皆さんと同様に諦め気分だったのだと思います。ですが、しっかりと学習されていれば、必ず合格する試験でもありますから、最後までやるべき事をしっかりとされて、結果合格されて本当に良かったと思います。B級試験も独学で合格されているM.Sさんですから、ご自身の学習スタイルも確立されていて、弊社としてはあまりすることもなく、ただ、想定通りの合格だったように思います。既に様々な学習より知識は十分についていますが、これからもその知識をアップグレードして引き続き頑張ってください。このたびは本当におめでとうございまいた。
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